WBPD OASIS プログラム
(Well-Being-Based Policy Design OASIS Program)

WBPD OASIS プログラムのご案内

スマートシティの推進にあたっては、DX・脱炭素時代に相応しい新たな都市像を描き、市民、企業、大学、NPOなど多様なステークホルダーを巻き込みながら、課題設定、事業計画、技術を含む、政策プログラム全体をリードする「アーキテクト(地域経営人材)」の存在が必要不可欠といわれています。

さらに、「デジタル田園都市国家構想」においては、スマートシティ・まちづくりの最終目的は「市民のWell-Beingの実現」であると謳われており、この中長期的な目標を明確にしたうえで、その実現に向けてさまざまな政策をデザインし、実践していくことが重要となります。

こうした課題認識の下、SCI-Japanでは、ウェルビーイングに基づく政策デザイン”Well-Being-Based Design"(WBPD)を習得するための研修プログラムとして、「WBPD OASIS プログラム」(6コース)を立ち上げることとしました。

なお、この「OASIS研修」は、SCI-Japanが別途実施するスマートシティ推進人材育成のための「City-Region MAPプログラム」の上位プログラムとして位置付けており、WBPDの習得に特化したより高度で実践的なプログラムとなっております。

Well-Being-Based Policy Design (WBPD)とは

WBPDとは、「実践の手法」です。主観・客観の両データの有効性と限界を理解の上、価値観や倫理観、目的と文脈といった定性的な情報を加味し、市民の幸福感や暮らしやすさの実感を向上させることを目指す政策立案手法です。

Well-Being-Based Policy Design (WBPD)とは
Well-Being-Based Policy Design (WBPD)とは

OASIS研修の基本設計(5つの標準ステップ)

OASIS研修の基本設計(5つの標準ステップ)
OASIS研修の基本設計(5つの標準ステップ)

「WBPD OASIS プログラム」 6つのコースのご案内

受講対象者別に以下の6つのコースをご用意しております。詳しくは、「詳細はこちら」からそれぞれのパンフレットをご確認ください。

コース名 対象者 定員 受講期間/プログラム概要 受講料(税込)  
A
WBPD OASIS
ガバメント
  • 地方自治体職員
  • 総合政策・スマートシティ・まちづくりの推進に関わる部署のマネジメント~中堅層
20名まで
  • 月1回、計6か月(原則)
  • 90分(講義、事前課題の発表、グループディスカッション)×6回
  • 毎回、事前課題(個人ワーク)有
  • 1団体/50万円(55万円)
  • 講師の出張交通費・宿泊費は別途

※相乗り参加の場合
 民間:1名/40万円(44万円)
 大学、NPO:1名/20万円(22万円)

B
WBPD OASIS
ビジネス
  • 民間企業役職員
  • スマートシティ・まちづくりにおけるビジネスモデルの創出に関わる部署のマネジメント層~中堅社員(部課長)
20名まで
  • 月1回、計6か月(原則)
  • 90分(講義、事前課題の発表、グループディスカッション)×6回
  • 「WBPD OASIS ガバメント」を基本としつつ、民間企業によるビジネスモデルの創出を目的に一部内容をアレンジ
  • 1社/400万円(440万円)
  • 講師の出張交通費・宿泊費は別途
C
WBPD OASIS
オンライン
  • 官民問わず、OASISプログラムを学びたい個人向け

※5名以上の受講者を集めたうえで代表者がお申込いただくことが条件となります

5名以上
(最大 8名)
  • 全てオンライン開催
  • 月1回、計 6か月(原則)
  • 90分(講義、事前課題の発表、グループディスカッション)×6回
  • 毎回、事前課題(個人ワーク)有
  • 1申込/ 40万円( 44万円)
D
WBPD OASIS
エグゼクティブ
  • 地方自治体、民間企業
  • 自治体の首長(民間企業担当役員)~部長級までの幹部職員向け
20名まで
  • 1回/90分
  • 以下の3項目に関する集中講義
    ①ウェルビーイングの概要、②地域幸福度指標の概要、③政策デザインやビジネスモデルデザインの概要
  • 地方自治体
    1団体/15万円(16.5万円)
  • 民間企業
    1社/30万円(33万円)
  • 講師の出張交通費・宿泊費は別途
E
WBPD OASIS
マスター
  • WBPD OASIS Practitioner 資格保有者
    (OASISガバメントorビジネスの受講修了者)
10名まで
  • 月1回、計4か月(原則)
  • 90分(講義、ケース、ディスカッション等)×4回
  • 毎回、事前課題(個人ワーク)有
  • プロジェクト実践レポート2件(審査有)
  • 地方自治体
    1団体/50万円(55万円)
    (5名以上の参加が条件、最大8名)
  • 民間企業
    1名/50万円(55万円)
  • 講師の出張交通費・宿泊費は別途
F
WBPD OASIS
1Day ワークショップ
  • 地方自治体、民間企業
30名程度
  • 1日の体験プログラム
  • Well-Beingに関する講義(120分)
  • 体験ワークショップ(180分)
  • 地方自治体
    1団体/ 30万円( 33万円)
  • 南雲代表理事アドバイザー就任先
    1団体/ 20万円( 22万円)
  • 民間企業(正会員)
    1社/ 50万円( 55万円)
  • 講師の出張交通費・宿泊費は別途

※上記以外の方は事務局までお問合せください

WBPD OASISプログラムを通じて習得を目指す事項

  1. ウェルビーイングの概念を理解し、自分の言葉で人に説明できるようになる。
  2. 日本や海外の代表的なウェルビーイング指標や分析手法に関する知識を獲得し、自らの自治体での導入に向けた基本的な意見やスタンスを持てるようになる。
  3. 地域幸福度(ウェルビーイング)指標を活用し、地域の重要なウェルビーイング因子を見つけ出せるようになる。
  4. ロジックツリーやロジックモデルを使い、幸福感や生活満足度を高めるための政策をデザインできるようになる。
  5. 自分の自治体により適したウェルビーイング指標システムをデザインできるようになる。

OASIS研修(ガバメント・ビジネス)の標準カリキュラム

1回90分×6回の講義 + 宿題(約6か月)で構成。最終回では首長あてのプレゼンを予定。

OASIS研修(ガバメント・ビジネス)の標準カリキュラム
OASIS研修(ガバメント・ビジネス)の標準カリキュラム

「WBPD OASIS プログラム(マスター)」の標準カリキュラム

アサイメント1~4でひとつの「プロジェクト実践レポート」の①を構成。実践レポートの②は、アサイメント5により構成。

「WBPD OASIS プログラム(マスター)」の標準カリキュラム
「WBPD OASIS プログラム(マスター)」の標準カリキュラム

OASIS研修 実施実績

自治体
団体名 実施時期 認定者
尾道市(2回目) 2025年5月~10月  
静岡県(2回目) 2025年4月~5月  
市原市 2025年3月~6月  
東京都 2025年1月~2月  
草津市 2024年12月~2025年3月  
静岡県 2024年9月 15名
別府市 2024年7月~12月  
東広島市(2回目) 2024年6月~12月  
浜松市(2回目) 2024年6月~12月  
前橋市(2回目) 2024年5月~10月 20名
加古川市(2回目) 2024年5月~10月 15名
姫路市 2024年7月~2025年2月  
尾道市 2024年5月~11月  
下関市 2024年6月~12月  
三島市 2023年12月~2024年4月 15名
小田原市 2023年12月~2024年7月 16名
山口県 2023年9月~2024年2月 10名
前橋市 2023年10月~2024年4月 16名
加古川市 2023年10月~2024年2月 13名
千葉市 2023年8月~2024年1月 19名
鎌倉市 2023年7月~3月 11名
東広島市 2023年8月~12月 18名
世田谷区 2023年12月(ライト版)
渋谷区 2023年6月~11月 7名
浜松市 2023年5月~10月 15名
会津若松市 2023年6月~8月 19名
民間企業
団体名 実施時期 認定者
アイシン 2024年6月~11月  
LIFULL(自治体相乗り) 2024年5月~10月 2名
地域Coデザイン研究所 2024年4月~5月 17名
SCI-Japan(自治体相乗り)   2名
インテージ(自治体相乗り)   2名
富士通(自治体相乗り)   1名
TIS(自治体相乗り)   2名
東京海上日動火災(自治体相乗り)   4名

本プログラムに関するお問合せ・お申込み方法

本プログラム受講のお申込みは随時受け付けております。
もう少し詳しい説明を聞きたい方や受講をご検討・ご希望される方、その他お問い合わせについては、下記までご連絡ください。

SCI-Japan OASISプログラム事務局 担当:平山
メール:digital-society@murc.jp