サウジアラビア・マディーナ地域開発庁とスマートシティの推進に関する覚書を締結
2024年11月
2024年11月7日、スペイン・バルセロナで開催されたSmart City Expo World Congressにおいて、スマートシティ・インスティテュート(代表理事:南雲岳彦、以下、SCI-Japan)は、サウジアラビアの政府機関マディーナ地域開発庁(以下、MDA)と覚書を締結しました。MDAは、サウジアラビアの長期経済・社会改革計画「ビジョン2030」に沿ったスマートシティの推進と先進的な都市環境の整備に貢献している機関です。
覚書締結の狙い
サウジアラビアは長期的な経済・社会構造改革計画「ビジョン2030」に基づき、生活の質向上や経済成長、環境の持続可能性を重視したスマートシティの推進に取り組んでいます。その中で、MDAはマディーナ地域のスマートシティ実現において主要な役割を果たしています。この覚書により、SCI-JapanとMDAは、スマートシティに関する情報の共有、共同ワークショップやイベントの開催、スマートシティ発展に向けた人材育成に取り組み、ウェルビーイングを重視した強靭でスマートな地域社会の構築を目指します。
左:代表理事南雲岳彦
右:MDAのChief Data and Innovation Officer、Abdulrahman Ibrahim氏
調印式の様子
マディーナ地域開発庁(MDA)について(https://www.mda.gov.sa/)
MDAは、サウジアラビアのマディーナ地域全体の開発プロジェクトの計画・実行を担う機関であり、持続可能な都市計画や経済発展の推進に注力している。サウジアラビアの長期経済・社会改革計画「ビジョン2030」に沿った持続可能でスマートなインフラ整備を通じ、居住性と革新性を兼ね備えた都市づくりを促進する重要な役割を果たしている。
Smart City Expo World Congressについて(https://www.smartcityexpo.com/)
Smart City Expo World Congressは、世界最大級のスマートシティに関するイベントであり、2011年以来、毎年スペイン・バルセロナで開催されている。世界各国の政府関係者や企業、専門家が一堂に会し、都市技術やイノベーションの最前線についての知見を共有している。2024年には130カ国から25,771人の参加者が集まった。SCI-Japanは、2022年よりJapanパビリオンを主催し、日本のスマートシティソリューションを発信しつつ、国際的なパートナーシップの構築を進めている。
スマートシティ・インスティテュート(SCI-Japan)について(https://www.sci-japan.or.jp/)
日本のスマートシティを推進するナレッジ&産官学民共創プラットフォーム。一般社団法人として2019年10月に設立され、企業、自治体、大学・研究機関、国内外の政府関係機関をはじめ750を超える会員数を誇る。地域幸福度(Well-Being)指標(LWCI®)を開発し、デジタル田園都市国家構想のもと政府と連携しながら自治体への普及活動を進めている。
<本件に関するお問合せ先>
一般社団法人スマートシティ・インスティテュート 事務局 池迫、平山
メール:digital-society@murc.jp