スマートシティ人材育成
スマートシティ人材育成
スマートシティ人材育成
第4回 City-Region MAPプログラム
スマートシティの推進にあたっては、市民、企業、大学、NPOなどの多様なステークホルダーを巻き込みながら、プロジェクト全体をリードする「アーキテクト(地域経営人材)」の存在が必要不可欠です。
SCI-Japanでは、これまでの活動で培った知見・ノウハウやネットワークを活かし、上記要請に応えるスマートシティ推進人材育成のための「City-Region MAPプログラム(City-Region Mutually-supportive Agile & Participatory Program)」を、2022年より開始、2024年度までに計3回のプログラムを開催し、延べ163名(民間企業114名、自治体47名、学生2名)が受講を修了し、SCI-Japanフェローとしてまちづくりの最前線で活躍しております。
本年も9月より第4回を開講いたします。地域幸福度指標(Liveable Well-Being City指標®)の活用や、市民参加型のスマートシティ・まちづくりの実践に重点を置き、最新の情報・動向を取り入れたSCI-Japanならではの魅力的なプログラムとなっております。
コンセプトとプログラム構成について
本プログラムは、「地域」「共助」「アジャイル」「参加型」の4つをコンセプトとしています。
地域の課題解決や地域社会の発展に寄与する人材育成をめざし、受講生同士が互いに支え合い、知識や経験を共有しながら学びを深めます。変化する状況に柔軟に対応し、迅速に改善を行う「アジャイル」なアプローチを採用しながら、受講生が主体的に学びを進める参加型の研修となっています。ワークショップやディスカッションを通じて、受講生自身が研修の内容に貢献し、実践的なスキルを身につけます。



「地域幸福度指標(Liveable Well-Being City指標®)の活用」、「市民参加型のスマートシティ・まちづくりの実践」などのオリジナルコンテンツを中心に6つのカテゴリでプログラムを構成しています。



City-Region MAP プログラム
第4回 プログラム概要
名称 | 第4回 City-Region MAPプログラム |
---|---|
開講日 | 2025年9月2日(火) |
受講期間 | 2025年9月~2026年2月(約6か月) |
講 座 数 | 16プログラム(開講式・修了式を除く) |
開催時間 | ・開講式:9月2日(火)16時~18時 ・サロン形式:平日 18時開始(90分、講義+質疑応答orグループワーク) ・ワークショップ形式:土曜日(180分、リアル(午前)、オンライン(午後)のいずれかを選択) 現地視察付講義(1コマ)平日 午後(講義はハイブリッド開催) |
開催方式 | 原則、WEBオンライン(ZOOMミーティング)、開講式・修了式・現地視察はハイブリッド開催 |
カリキュラム・講座日程 | |
研修アーカイブ | 受講者限定・期間限定で、動画・資料のアーカイブを共有します |
講師陣 | 監修 SCI-Japan南雲岳彦 スマートシティ関連の各分野において高い知見を有するSCI-Japanのエグゼクティブ・アドバイザー、最先端の知見やソリューションを有する会員(大学・企業・団体)、スマートシティの先進自治体など |
受講対象 | スマートシティ推進をリードする自治体担当者、企業担当者、大学関係者等 ~10年以上の社会人としての実務経験を有し、スマートシティやまちづくりに高い関心と問題意識をお持ちの方 ~6か月のプログラムの受講を遂行できる方 |
目指す人材像 | ①スマートシティプロジェクトの全体を統括・マネジメントする「まちづくりアーキテクト(地域経営人材)」 ②「まちづくりアーキテクト(地域経営人材)」の下で、プロジェクトの企画・推進や運営を担う「プロジェクトマネージャー(実践人材)」 |
修了要件 | 全講座の8割以上を受講すること(欠席した場合は補講レポートの提出で代替可) 修了要件を満たした受講生には「SCI-Japanフェロー」の資格を付与 |
受講者コミュニティ | 受講者コミュニティ(Slack)を立ち上げ、交流を図ります |
主催 | 一般社団法人スマートシティ・インスティテュート |
企画協力 | 慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科 白坂成功研究室 |
後援 | 内閣府、総務省、国土交通省 |
City-Region MAPプログラム
受講料・参加申込
受講料
SCI-Japan正会員:125,000円(税別) ※SCI-Japan正会員A/会員無料特典・行使対象プログラムとなります(2名まで無料で参加可能)
その他(上記以外):150,000円(税別)
募集定員
62名(民間 40名(※1)、自治体 20名(※2)、学生2名(※2))
※1 申込は随時受け付け、定員に達した時点で受付を終了。
※2 一定の要件を満たす地方自治体の職員、学生を受講料免除で招待。
申込方法
参加受付につきましては、スマートシティ・インスティテュート会員様を優先させていただいておりますが、定員に余裕がある場合には、一般の方にもご参加いただけます。一般の方でご希望の方は以下のフォームよりお問合せください。
申込期限
2025年8月8日(金)(先着順で受付、定員に達し次第終了)
受講料の支払
2025年9月30日(火)までに指定口座へお振込ください
受講者の声(第3回)

山下 和範さん東広島市(賛助会員)
この度は、SCI-Japanフェローの資格を賜り、誠にありがとうございます。昨今の自治体の総合計画など、well-beingをキーワードに様々な目標が立てられていますが、現場では本質的な理解が追い付いていないと感じており、体系的な評価の軸を学びたいと考え、本プログラムに参加しました。普段は福祉行政を担当しているため、最初は戸惑いもありましたが、豊富なカリキュラムを通じてスマートシティ等、多くのことを学び、様々な背景を持つ方々と議論を交わす機会に恵まれ、楽しく理解を深めることができました。今後もご同輩の皆さんと疑問をぶつけて議論を尽くし、本プログラムでしか得られない貴重な時間を存分に活用したいと思います。

遠藤 隆平さん富士通Japan株式会社(正会員A)
今回、全講座を受講し多くの学びがありました。重要なことの一つに、「スマートシティ」は現状確立しておらず、教科書も正解もない点を知り、だからこそ、本プログラムが目指す人材像「まちづくりアーキテクト(地域経営人材)」や「プロジェクトマネージャー(実践人材)」が地域、社会にとって非常に重要なのだと深く理解しました。この人材像に向けては、修了後に付与される資格「SCI-Japanフェロー」の名の通り、「特別研究員」として継続的な実践、研究が必須と考えています。今後、仲間である皆様と継続的な連携を是非していきたいと考えておりますのでよろしくお願いします。

原 千晶さん西日本電信電話株式会社(正会員A)
Well-Being、データ連携基盤・都市OS、市民参加やガバナンスについて等、多くの観点から網羅的にコンテンツ提供をいただく中で、スマートシティという言葉に包含されている話の幅広さを感じ、「スマート」という語感に引っ張られがちですが、単に技術カットのみで取り組めるような分野ではないことを実感しました。本プログラムでの学び・皆さまとの繋がりを大切に、スマートシティ実現に貢献できるよう引き続き、精進していきたいと思います。貴重な機会をありがとうございました!

髙松 もと子さん千葉市(賛助会員)
本プログラムでは、各フィールドのオーソリティから直接ご講義をいただきながら、「スマートシティ」について様々な角度から考えることができます。直接担当していない業務に関する内容などは難しい部分もありましたが、自分のペースで何回もアーカイブ受講できたため、深い理解につながりました。また、受講者である様々な立場の皆様とフラットに意見交換ができるのがこの研修の醍醐味で、このような機会は大変貴重で、毎回新たな気づきの連続でした。得た知識を職場の同僚に共有しながら更なる意見交換を行う時間が非常に楽しく、有意義で実践的な研修でした。今後はフェローとしての誇りを胸に、多方面にアンテナを張りながら、Well-beingなまちづくりに尽力したいです!

村井 遊さん一般社団法人 AiCTコンソーシアム(賛助会員)
※講師もご担当いただきました
スマートシティ事例に加え、AIなどの地域DXに活用できる最新の知識も学ぶことができ、非常に有意義な講座でした。もしかしたら本講座の情報量の多さに少し戸惑うことがあるかもしれませんが、答えを求めるのではなく、自身の取り組みを前に進めるヒントを探す場として捉えれば、これからスマートシティに取り組む方はもちろん、すでに現場で実践している方にとっても、新たな気づきやヒントが得られる講座だと思います。

佐藤 佳乃さん筑波大学 大学院
第3回C-R MAP講座に参加させてただき、特に質疑の時間を通して、自分の考えを深めたり新しい視点を知ることができた点が魅力的でした。自治体や民間、アカデミアによって扱う題材や都市問題へのアプローチが異なることを半年間を通じて少しずつ知る機会だったと思います。さらに、受講者グループでのディスカッションは、学生という立場である私にとって毎回勉強になる視点が多かったです。
受講者の声(第2回)
受講者の声(第2回)

最上 加奈さん境町役場(賛助会員)
私ども自治体は「住民の福祉の増進」を目的としています。幸福の定義を考える際、概論・基礎論などから学ぶのが良さそう、と思いながら日々の業務の中で手つかずになっていましたが、今回、C-R MAPにて学習の機会を頂き、well-beingの最先端に体系的・網羅的に触れ理解を深めることが出来ました。また、先進事例を当事者から直に伺えた事やワークショップ実習なども、実務に役立つ大変価値のある体験となりました。

松岡 竜太さん浦添市役所(賛助会員)
さまざまな業界の第一人者の方々から、スマートシティ推進に必要な幅広い知識を実践的に学べる場が提供されているこのプログラムですが、質の高い講義の内容はもちろんのこと、全国各地で実践されている企業や自治体の方からの生の声をお伺いし、ディスカッションできることは、地方在住者(沖縄在住)として特に魅力を感じました。これからは実践が重要となりますが、全国各地の他のフェローの皆様とさまざまな視点で切磋琢磨しながら、”Well-being”な生活の実現に寄与していけることを楽しみにしております。事務局の方々、講師の皆様、そして同期の皆様に深く感謝しております。

根岸 麻理子さん東京都(賛助会員)
東京都は、デジタルの力で東京のポテンシャルを引き出し、都民が質の高い生活を送ることができる「スマート東京」の実現に取組んでいます。C-R MAPプログラムではスマートシティ推進の設計図である「アーキテクチャ」の構成要素について、各領域最先端の講師陣から、実例ベースで学ぶことができるほか、産官学のハイレベルなキープレイヤーである同士とともに、歴代のフェローコミュニティにも参画しながら、切磋琢磨することができます。僭越ながら、フェローの一人といたしまして、今後、各地域での取組の中核になり、活躍される「スマートシティ人材」を目指す皆様の参画をお待ちしております!

長谷川 瑛一さん日本電気株式会社(正会員A)
日頃の業務に忙殺されると、ついつい足元ばかりを注視してしまいがちですが、様々な角度からスマートシティを知り、深く考え、将来を見る良い機会になりました。そもそもスマートシティとは?ウェルビーイングとは?の問いに対して、自らの言葉で語るための多くのヒントを、豪華な講師陣との直接対話や、受講者の皆様とのやりとりの中で得ることができました。今後は、フェローの皆様とのコミュニティから新たな気付きやビジネスが生まれることを期待しています!

熊坂 英莉さん株式会社NTTDXパートナー(正会員A)
C-R MAPプログラムのコンセプトに共感し参加させていただきました。Well-beingな社会の実現に向け、内容はLWC指標、市民共創、先進自治体の事例、法律等、普段は自ら情報収集が難しい分野も含めた多角的なテーマを体系的に獲得できたことは大変有益でした。また、異なる立場の人が多いからこそ、講義に加え受講者同士の議論・質問が新たな気づきや深い理解に繋がったと思います。今後も、共通の目標意識を持った皆さんの繋がりを大切に、学びや経験を活かし貢献していきたいと思います。

千本木 紀夫さんENEOSホールディングス株式会社(正会員A)
本プログラムでは国内外の様々な事例について、アカデミアから自治体、事業者までスマートシティに携わる方々のご知見や生のご意見を幅広く、そして深く学ぶことができました。スマートシティというテーマについては、解釈や実行内容などが非常に多岐にわたるため、何から学ぶべきかわからず表面上の解釈に終わってしまうことが多く、悩まれている方も多いかと思います。実際にスマートシティに携わっている方々が集まるコミュニティが形成でき、様々な方の体験・意見を聞けるという意味でも非常に有意義な研修プログラムと思います。本プログラムを通し出会ったフェローや講師の方と、引き続き豊かな社会を醸成するため、切磋琢磨していき、貢献していきたいと思います。
受講者の声(第1回)
受講者の声(第1回)

石川 沙莉さん東京海上日動火災保険株式会社(正会員A)
C-R MAPプログラムでは、スマートシティを推進する上で押さえるべき重要な領域を網羅的に学ぶことができます。都市OS、市民参画、Well-beingなまちづくり、法的な論点…改めて体系立てて学ぶことで、これまで理解していた“つもり”だった部分も理解が深まり、この半年で自分の言葉で語れる領域が格段に広がりました。何より、同じ志を持って集まる官民様々な仲間と熱量高く論議や悩みの共有を行い、ネットワークが構築されたことが今後にも繋がる大きな財産となりました!

掛樋 佐紀子さん生駒市役所(賛助会員)
今までなかなか情報収集ができなかった法律や医工連携など様々な分野の講座が網羅的に受けられ、新たな知見や発想を得ることができました。講座後のディスカッションでは、講師や他の自治体や企業の方の経験、利害関係を超えた問いかけや考察で学びが深まりました。各地で活躍されてる方々と繋がれたことが刺激になり、引き続き学びと実践をしていくモチベーションになっています。第二回の受講者の方々とも繋がれますように!

佐藤 里咲さんパナソニック オペレーショナルエクセレンス株式会社(正会員A)
C-R MAPプログラムを通じて、一人ひとりの豊かな暮らしを追い求めて各地域で積極的なトライアルがなされていることに感銘を受けました。地域によって特徴は違いますが、”Well-beingな社会の実現”という大目的の達成のために様々なステークホルダーによって取り組みをなされている先進事例を勉強できたことも自身の糧になりました。C-R MAPプログラムで出逢った同志は一生の宝物。活躍の場所は異なりますが、引き続きフェローのメンバーと共に豊かなくらしの実現に向けて、頑張りたいと思います。

瀧本 陽一さん浜松市役所(賛助会員)
C-R MAPプログラムを受講させて頂き、SCI-Japanフェローの認定を頂きましたことを誇りに思います。C-R MAPでは、スマートシティを進めていくにあたり必要な様々な分野について事例を交えて学ぶことができます。これまでいわゆる食わず嫌いだった分野も学ぶことでき、大変参考になりました。また、講義と併せて有意義だと感じたのは、講義後の意見交換です。C-R MAPには、官民様々な団体から参加しており、回を重ねるとともにC-R MAPの同期という一体感も醸成され、組織や肩書を超えて、意見交換ができました。改めまして、C-R MAPプログラムをご提供いただきました南雲さんをはじめとしたSCI-Japanの皆さん、講師の先生方、多くの学びと気付きを頂いたC-R MAP一期生の皆さんに心から感謝を申し上げます。

多田 功さんTIS株式会社(正会員A)
受講当時:加古川市役所(賛助会員)
国内におけるスマートシティのハイレベルな事例を学ばせていただき、それを自分なりに咀嚼することは非常に大変でした。講義終了後には、講師に質問しながら理解を深めるといったことだけではなく、それぞれの立場においてスマートシティを牽引する他の講義参加者とのディスカッションや交流を行う場もあり、非常に多くの学びやヒントをいただくこととともに、参加者同士がお互いに切磋琢磨する新たなコミュニティの場として活用することができました。

土屋 俊博さん一般社団法人スマートシティ社会実装コンソーシアム(賛助会員)※講師もご担当いただきました
C-R MAPプログラムは、イメージしにくい「スマートシティ」を構想するために、捉えるべき事項を網羅的に学ぶことで、「どんなまちが望ましいのか」を様々な企業や自治体の方々との間で共通言語を持つことができます。第一回は講師として参加しましたが、実際にスマートシティを構築した経験のある方々の実践知を聞くことで、より深い課題の把握に繋がりました。この金額でこれだけの講義が聞ける贅沢な時間は他にはなかなかなく、お薦めです!